稲泉連『ドキュメント豪雨災害』を読んで、異論があるが100年に一度流されてしまう渓谷の村は移転した方がよくないか? - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/06/30

稲泉連『ドキュメント豪雨災害』を読んで、異論があるが100年に一度流されてしまう渓谷の村は移転した方がよくないか?

ドキュメント 豪雨災害――そのとき人は何を見るか (岩波新書)ドキュメント 豪雨災害――そのとき人は何を見るか (岩波新書)
(2014/06/21)
稲泉 連

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 十津川村で、村長が妻と娘をなくしながらも、防災活動をしたドキュメント。消防団やテックフォースの活躍もすばらしい。

 しかし、この本を読んだ日に、林直樹さんの講演を聴いていたので、別の論点が気になる。

 十津川村は、100年ほど前に同様の豪雨災害にあい、2000人ほどが北海道に移住したという。

 要は、100年に一度は、渓谷があばれて渓谷の脇の集落を流してしまう。そういう歴史をつみかさねて、河岸段丘ができている。

 これから、人口減少が急激に進み、国も災害復旧とか地方交付税とか潤沢にだせる時代は早晩おわる。その前にすることは、従来どおりの災害復旧なのだろうか。

 むしろ、必ず災害に一定の確率で襲われる地域を維持するために巨額の公共事業をやるよりも、地域の高齢者がまとまって、もっと下流の安全な集落に移転した方がいいのではないか。

 強制はできないかもしれない。しかし、もう、そういう山間の集落に行政サービスは行き渡らせることはできない。例えば公共交通機関はあきらめる、公民館も診療所も閉鎖する、それと、もっと便利な下流の大きな集落に移転するのとどちらかがいいかを、地域住民に判断してもらうことが大事だと思う。

 もちろん、国土構造上も、国家財政、地方財政上も、もっと便利なところに移転してもらった方がいいし、それが次世代に残すべき国土構造ではないか。

 政治的には不人気な政策だが、人気だけで、無理に公共事業や活性化予算を効率性を無視して小規模集落に投資する余裕は国家財政にも地方財政にも実はもうないことを、明確に示して、地域住民の理解を求めるべき。

 コンパクトシティよりも、国土構造全体からみたコンパクトな生活空間づくりの方がずっと大事。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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