今井勝人ほか『都市化の比較史』を読んで、ドイツの区画整理法をつくったアディケスのことがやっとわかった。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/07/03

今井勝人ほか『都市化の比較史』を読んで、ドイツの区画整理法をつくったアディケスのことがやっとわかった。

都市化の比較史―日本とドイツ都市化の比較史―日本とドイツ
(2004/04)
今井 勝人、馬場 哲 他

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 高い本なのに、なぜだかしばらく前からうちの積ん読本の中にあった。

 都市化の歴史を分析しているのかと思ったら、むしろ都市政策史だった。

 よく土地区画整理法ででてくるアディケスを分析した第5章が面白かった。

 まず、当時のプロイセンの市長は官選で王から任命されていた官僚。アディケスは司法官試験を通った官僚ということなので、法律事務官のようなものか。ドルトムントで第2市長を経験したのち、フランクフルトの第一市長となった。

 当初から、ゾーニングを内容とする建築条令を制定して、特に工場地域と住居の分離を図るなど、都市計画の取り組みを進めていたが、都市計画を実効性のあるものにするためには、強制力が必要、特に、農地や菜園地を街路や宅地にする手法が必要ということで、土地区画整理法案を作成し、プロイセン上院に提出。

 しかし、地区収用規定の削除、適用をフランクフルトに限定するということで、1902年7月にフランクフルト土地区画整理法が公布。しかし、1907年の修正によって、道路や広場の用地取得のための無償減歩の割合が高められた結果、1910年に初めて最初の土地区画整理法が実施された。

 その他、アディケスは、住宅政策、交通政策にも取り組んだらしい。

 この本は大阪市長の関一の政策を分析した論文もあって、都市計画史が好きな人向け。ちょっとマニヤック。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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