P.シーブライト『殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか』を読んで、考古学までさかのぼったまじめな経済史の本。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/07/10

P.シーブライト『殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか』を読んで、考古学までさかのぼったまじめな経済史の本。

殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか?―― ヒトの進化からみた経済学殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか?―― ヒトの進化からみた経済学
(2014/01/10)
ポール・シーブライト

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 タイトルの訳がひどすぎ。the company of strangersだから、見知らぬ人とどうやって仲良くなるかという意味。

 最近読んだWARという本でも、考古学とか文化人類学の成果から、最初の人類は相当殺し合いをしていたことがわかってきている。

 この事実を前提にしつつ、どうやって協力とか交流が始まったかをまじめに述べている。

 最初の人類はチンパンジーと同じく戦闘的だったが、交流によるメリットからぎりぎり理性的に協力する傾向を少しもっていた。

 もちろん、すぐに戦争状態になるので、元の時代のように強力が国家が統制しないと交流の流れはすぐに途絶えてしまう。

 今は、第二次世界大戦直後のように、軍事力をすべて国家が独占する時代から、若干、様々な兵器がいろんな集団に流れて危険になってきているが、まだ、一定の領土をもった国民国家が全体として秩序を保って、様々な経済活動を支えている。

 また、思想的にも寛容を前提とするリベラリズムが、西洋的、キリスト教的ないわれながら維持されている国家が多い。イスラムとかから激しい攻撃を受けていることは確かだが、かろうじて寛容性を維持している。

 もともとせまい集団や家族などでまとまり周りに憎悪を抱く可能性がある人類史上の傾向を理解しつつ、それをなんとか理性がおさえて、ここまで世界経済が発展してきた、という歴史を知ることは、寛容性、社会的な包摂性の大切さを改めて大切なものだと知るうえでいいことだと思う。

 ちなみに、この著者は、「war of the sexes]という本を最近だしたらしい。これもおもしろそう。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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