エドワード・グレイザー『都市は人類最高の発明である』を読んで、都市がイノベーションの場であることは確か。でも土地利用規制が一切いらないというのはどうかな? - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/07/12

エドワード・グレイザー『都市は人類最高の発明である』を読んで、都市がイノベーションの場であることは確か。でも土地利用規制が一切いらないというのはどうかな?

都市は人類最高の発明である都市は人類最高の発明である
(2012/09/24)
エドワード・グレイザー

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 木下選手の推薦。でたばっかりなのに、なぜか絶版。書いてある内容が過激だからか。

 都市経済学の用語になれれば、都市が高度な知能をもった人と人とのリアルのふれあいの場であって、イノベーションの場として必要なことは全く正しい。

 また、発展途上国のスラムに対しても、スラムに人が集まってくるのは、その周辺の農村よりはまだましな生活ができるからで、それ自体、もちろん問題だけど、なぜ集まってくるのかを考えるという指摘も真っ当。

 さらに、政治家が都市が衰退したときに公共建築物や公共交通システムをつくりたがるが、全く無駄というも、デトロイトを事例にしていて、納得感あり。

 ただし、土地利用規制を一切否定しているのはどうか?やはり、日本にはもう新規建設はないと思うが、重化学工場と住宅地は離れていた方がいいし、高層建築物による日影の社会的外部性がきちんと抑制する必要がある。市場で解決できない外部不経済を抑制する手段として土地利用規制の必要性はある。

 また、特に、日本のようにすでに人口減少期に入った都市には、郊外や農村地域での土地価格が安いだけを狙った開発は、都市行政コストを無駄に引き上げるので、郊外の開発を抑制して、都市中心部に開発を誘導するというのも理屈が立つと思う。

 まあ、アメリカ人らしく、過激に書いていることを除けば、最近読んだエンリコモレッティの本と同じような筋の本。

 都市計画の関係者も、毛嫌いしないで、都市経済学者の本も読んでみましょう。気に入らないことをちゃんと理屈と事実で反論しましょう。対話からバランスのとれた方向がみつかると思います。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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