カーメン・M・ラインハートほか『国家は破綻する』を読んで、むしろ突然起きる金融危機に注意すべきだと思う。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/07/19

カーメン・M・ラインハートほか『国家は破綻する』を読んで、むしろ突然起きる金融危機に注意すべきだと思う。


国家は破綻する――金融危機の800年国家は破綻する――金融危機の800年
(2011/03/03)
カーメン・M ラインハート、ケネス・S ロゴフ 他

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 1600年代くらいからの長期の経済データを収集して、国の破綻と金融危機の長期の歴史を分析している。

 ちなみに、原題は、「THIS TIME DIFFERENT]。今回は違うといって国の破綻とか金融危機を繰り替えてしてきたが、また、今回は違うといいだしたら、よく考えようという意味。

 第二次世界大戦後に、日本は旧円での預金封鎖をかけ、ハイパーインフレも経験したが、それ以降は、国家破綻は起こしていない。

 発展途上国段階では、タイ、韓国、アルゼンチンなど破綻寸前までいったことが、あるが、先進国では、第一次世界大戦前まではしょっちゅう国家破綻を起こしてきたが、近年は、むしろ金融危機が懸念される。

 リーマンショックのときのような以上な住宅価格の上昇などは、過去の金融危機でも常に事前に経験していたが、グリーンスパンもふくめ、今回は違う、金融工学によって投資されているから、金融危機は起こらないといって、やっぱり金融危機が生じた。

 日本も、国債の償還が直接できなくなるというより、外的な要因、例えば、中国の影の銀行が破綻するとか、EUの弱小国の支援をドイツが渋ったときなど、外部要因で、金融危機が生じて、長期・短期の金利が上昇することへの注意が必要と感じた。

 また、レバレッジをきかせた資金が世界を余剰資金として流動しているので、日銀が資金操作で対応できないような、売り浴びせが生じたら、円での金利が暴騰する可能性もあり、不安定化は以前よりも増している。

 また、EUが、ドイツの経済におんぶにだっこで、なんとかPIGSグループは息をついているが、そんな国を支えるためになんでドイツが犠牲にならなければいけないんだ、とドイツ国民が気づきだしたときに、ドイツの信用で国債を売って財政政策をやっていたPIGSグループがとたんに破綻するので、ドイツの姿勢に注意が必要。

 ドイツのメルケルと、オバマが諜報機関の問題でもめているが、ドイツの意向がヨーロッパの安定を左右するので、メルケルの考えを盗聴しようとしているアメリカの意向も透けて見える。

 いずれにしても、国も地方も財政健全化に向けた努力をしないと、多大な負の遺産を次世代に残して、インフラも年金も医療も維持できない時代をつくったら申し訳ない。都市計画もふくめてすべての政策は財政の効率化という観点からできるかぎりの知恵を絞る時期にきていると思う。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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