北九州・下関の出張をしてきて、公共インフラのあり方と再度考える。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/07/19

北九州・下関の出張をしてきて、公共インフラのあり方と再度考える。

 北九州と下関を、北九州空港と宇部山口空港をつかって日帰りで出張してきた。

 先日の北海道の出張も夕張によったので一泊したが、釧路だけだったら飛行機で日帰りが可能。

 地方空港を県や市町村が必死に誘致してきたが、その結果ビジネスは日帰りでできるようになり、東京の企業が支店をおく必要がなくなった。空港が東京一極集中を招いているのが、満席にビジネス帰りの客を見ながらよくわかった。

 広域インフラで地方活性化って基本的に間違っていると思う。移動しやすくなったら、中枢機能のある方に各種の機能がひっぱられるのは当然。

 その他、公共インフラで考えたこと。

(1)これだけ、国内飛行機の便が頻繁にとんで、なおかつ、新幹線網も充実しているのに、リニア新幹線って本当に必要なのか?JR東海のもうけでやるからいいといって、最後に税金で助けてくれといってくるのではないかと心配。

(2)北海道は高速道路をまだつくっていたが、地道で十分移動可能だし、宇部空港への移動もバスで非常にスムーズ。基本的には、高速道路ももう十分ではないか。また、遠くの集落への命の道とかいって無理して、管理費が膨大になる橋をいっぱいかけて、地方道をつくるより、ドクターヘリの発着とドクターヘリを購入した方が安上がりではないか。

(3)下関駅とかの前に巨大なデッキができていたが、デッキより高い建物があんまりなくて、見晴らしがよかった。そんなに地道の交通量が多くないのに無理して整備も高いし、維持費も高い歩行者デッキっているのか。タイル張りの豪華なつくりであちこち修繕していたが、つくることに意味のある歩行者空間になっていないか。

(4)つくっちゃった空間、道路でも公園でもデッキでも、その上を収益をあげる施設を誘導して維持管理をうかせることをもっと考えるべき。公園だって、健康のための空間ならフィットネスクラブを誘致してもいいし、病院も誘致してもいいじゃないか。道路だって中心市街地は道路が交通量にくらべてたくさんあるので、道路をはずして、都市計画広場にして、もっと屋台とかお店に開放するやり方とかあると思う。歩行者デッキや自由通路も同じ。管理者が別々になっているのと、自分で収益をあげる発想がないから、民間とコラボする発想がでてこない。維持管理費の一定割合は自分の空間でかせげ、ぐらいの指示を市町村長はしたらいいと思う。

(5)あいている公共建築物が多すぎ。それに加えて、さらに再開発をしたりして公共空間をつくろうとする発想がまったく理解できない。あいている公共建築物がある間は、所管をこえて、新しい公共建築物がつくらない、ぐらいの判断が市町村長ができないのか。補助金は作るときにはでるけど、あとの用途をしばったりして、困るだけ。その反省が市町村職員に乏しいのは驚くべきこと。

(6)地方の再生は、国のお金を使うのではなくて、北九州の家守のように民間の独自のリノベを動きを市町村がワンストップで支援するとか、せいぜい、ファナンスで支援して、民間がもうけてきたら、還してもらうという、起業支援で十分だと思う。あとは、東京での中枢機能のあがりでえた税収と国の信用で借金して集めたお金を、まるでただの金のように地方公共団体に配るのは段階的にやめた方がいい。東京だって海外の中枢拠点と戦うためには外国企業を誘致するためにいろんな支援措置が必要だし、東京のあがりで地方にお金をばらまいて成功した地方活性化策ってないと思う。あと、交付税も結局借金だから、金融危機がおきて金利があがったらいきなり国は面倒みれなくなる。その可能性を前提にして、自分の地域であがる税収で地域を運営しているという発想が大事。

(7)そういう竹馬財政であることを地元住民にも理解してもらって、地域でできることは自分たちがやる、地域共同体で助け合いでやるというのが、防災、福祉、医療、公共施設管理、など各方面で大事。その方向で国も政策を充実すべき。

 甘い言葉で地方再生といって、最終的に都市財政の破綻に突き落とすのが今必要な政策ではないと思う。もっと、次世代に健全な財政、健全なインフラ、健全な生活環境を残すことをみんなで真剣に考えよう。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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