岡本隆司『世界のなかの日清韓関係史』を読んで、武力のない韓国に独立の可能性はなかったことを知る。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/07/22

岡本隆司『世界のなかの日清韓関係史』を読んで、武力のない韓国に独立の可能性はなかったことを知る。

世界のなかの日清韓関係史-交隣と属国、自主と独立 (講談社選書メチエ)世界のなかの日清韓関係史-交隣と属国、自主と独立 (講談社選書メチエ)
(2008/08/08)
岡本 隆司

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 西洋の圧力を受け始めた時代に朝鮮半島をめぐる政治的駆け引きの歴史の分析。

 当初は、冊封体制のもとで、属国自主の方向を目指していたが、清国が西洋的な意味での属国としての圧力を強めてくると、日本も圧力を強める。

 韓国自体に独自の武力も政治的権力もないので、二国のどちらかが勢力を伸ばそうとすると争いになる。

 日清戦争ののち、一時的に自主独立の方向になりそうだが、ロシアの旅順の占領や満州への進駐を背景にして、日本とロシアの勢力争いの場として、さらに韓国は翻弄されていく。

 大韓民国の独立も、結局、独自の権力と武力を持たない韓国といては、仮に日露戦争でロシアが勝っていれば、ロシア領になっていたはず。

 この時代において、むき出しの武力で領土と権益を争っていた時代に、近代化におくれ独自の武力を持たない韓国が独立を維持できた可能性は極めて低い。

 これはいい、わるいとか、の問題ではなく、領土に空白地帯は存在しないことを意味している。

 残念ながら、朝鮮半島の歴史をみると、非武装中立のような形態は、極めて歴史的な偶然のたまものでしかありえず、基本的に空白は武力によって埋められるという事実を知る必要がある。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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