田家康『気候で読み解く日本の歴史』を読んで、火山、太陽の活動、エルニーニョは飢饉の原因と知る。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/08/04

田家康『気候で読み解く日本の歴史』を読んで、火山、太陽の活動、エルニーニョは飢饉の原因と知る。

気候で読み解く日本の歴史―異常気象との攻防1400年気候で読み解く日本の歴史―異常気象との攻防1400年
(2013/07/23)
田家 康

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 ライフネット生命の出口さんの推薦。

 大規模な気候変動が、歴史に大きな影響を与えているという話。

 新田義貞が鎌倉を攻められたのは、寒冷化時代で海岸線がひろく後退して、海岸を伝わって鎌倉に攻め入れたこと(p138)、15世紀後半から、太陽の活動が低下したのと世界的に火山噴火が続発したことから、飢饉、それに伴う土一揆が続き、室町幕府は政権担当能力を失い、戦国時代に突入した。

 17世紀にも太陽の活動が低下して飢饉が起きたが、江戸幕府の絶大な権力のもとで、なんとか幕藩体制は維持できた。しかし、19世紀におきた慶応の飢饉は幕府の基盤をゆるがし、明治維新につながった。(p252)

 もちろん、干害技術やコメの品種改良で随分、気候変動に農作物は強くなってきているが、昭和、平成の時代でも、1991年のコメの凶作とタイ米の輸入など記憶に新しい。

 二酸化炭素による地球の温暖化に加えて、最近、あまり起きていない、火山の大噴火、太陽の活動の低下、さらにはエルニーニョ現象による冷夏なども注意しておかないといけない。

 著者の最後の言葉がいいのでそのまま引用しておく。

 「「日の下に新しきものなし」とは「旧約聖書」の言葉だ。気候変動にせよ自然災害にせよ、これらに対するあり方という面ではわれわれの祖先が行ってきた方向と異なることはないだろう。私たちは、先人同様に科学や技術の発展をたゆまず続けなければならない。そして、為政者に対しては、安定した政治体制の下で、過去にとらわれない実効性のある対策を期待していく。過去に歩んできた道は未来へとつながっているのだ。」(p274)

 自然災害時に国家緊急事態宣言が発せられると、災害対策基本法上、物価統制、配給、金融もらとりあむが緊急政令として事後の国会承認を前提として発動できる。それ以外に、大規模な地震、火山噴火、津波などの災害に対して、必要なことがないか、など、きちんと歴史からも検証していきたい。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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