ヨアヒムラ・ラートカク『木材と文明』を読んで、日本の林業ってそんなに立派だったかな? - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/08/19

ヨアヒムラ・ラートカク『木材と文明』を読んで、日本の林業ってそんなに立派だったかな?

木材と文明木材と文明
(2013/12/03)
ヨアヒム ラートカウ

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 ライフネット生命の出口さんの推薦。

 中世からのドイツの森林の歴史。カエサルのガリア戦記とか読むと、フランスとかドイツは森林だらけだったらしいが、産業革命以前から、木炭、船の材料、暖房材料、住宅の材料などで森林が伐採され、日本よりも雨量が少ない、南欧は今も森林はない。

 ドイツの黒い森もあとから植林したもの。

 この本を読むとその歴史がよくわかる、と書きたいところだが、かなり、皇帝や王の森林支配と住民たちの共同利用の軋轢の話、森林を最初は皇帝や王は狩猟の場として管理していたので、森林管理官も狩猟管理官だったなど、ストレートにその歴史を語っているわけではない。

 しかし、産業革命になって、最初に鉄鋼業などで木材や木炭がつかわれたことで致命的にドイツの森林が破壊されたこと、もともと広葉樹林帯に木材生産のための針葉樹を植えて、マツクイムシで全滅した話など、日本でも聞いたような話も多い。

 最後の章で、日本は住民の共同管理ですばらしい森林が残っていると書いてあるけど、本当かな。むしろ、杉や檜の人工林の管理ができなくなって林野庁は困っているのではないか。

 しかし、ドイツの森林を林業というよりも、全産業の立場からまとめた本として、貴重。もう一度読み直したら、もう少し頭が整理されるかもしれない。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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