『徹底分析アベノミクス』を読んで、都市再生緊急整備地域が三大都市圏でのみ有効で、地価変動に意味があるとの分析あり。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/08/23

『徹底分析アベノミクス』を読んで、都市再生緊急整備地域が三大都市圏でのみ有効で、地価変動に意味があるとの分析あり。

徹底分析 アベノミクス徹底分析 アベノミクス
(2014/06/28)
翁 邦雄、片岡 剛士 他

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 アベノミクスについて、特に、異次元の金融緩和の効果など、リフレ派経済学者の論説に説得力がないのは、読んでいて一目瞭然。池田信夫氏のブログでも厳しく指摘している。http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51905511.html

 自分が注目したのは、都市再生緊急整備地域の経済効果分析をした第12章。

 分析からわかる点。

(1)都市再生緊急整備地域で、地価上昇があったのは、東京都と大阪駅周辺、名古屋駅周辺、あと、札幌駅周辺など政令市の駅周辺に限定されており、それ以外の地区では地価が下落していること。(p218)

(2)東京都を対象にしたヘドニックアプローチで、地価上昇に都市再生緊急整備地域、それと規制緩和ダミーが優位に反応していること。(p223)

 地方都市に容積率緩和をしても全く意味がないこと、東京都心など床需要が活発な地区では容積率緩和によって、建設投資が誘発され、地価上昇が顕著なことがわかる。

 本当は都市再生本部がこのくらいの分析はやってほしかった。

 都市再生本部職員はすぐにでもこの結果をフォローした方がいい。

 なお、統計分析の結果としては有意なのだが、容積率の絶対水準と都市再生緊急整備地域とか規制緩和ダミーを並列して重回帰分析するのはなんか変だと思う。要は金利と金利変動率を一緒に説明変数にしているのと同じなので、論理的には、都市再生緊急整備地域以外の東京都23区全体の地価の変動率を都市再生緊急整備地域や規制緩和ダミーで分析するのが筋ではないか。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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