中村文彦『バスでまちづくり』を読み直して、人口減少社会では、乗客の減少に対応しやすいバスが公共交通機関としていいのではないか。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/08/26

中村文彦『バスでまちづくり』を読み直して、人口減少社会では、乗客の減少に対応しやすいバスが公共交通機関としていいのではないか。


バスでまちづくり―都市交通の再生をめざしてバスでまちづくり―都市交通の再生をめざして
(2006/10/30)
中村 文彦

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 二度目に読んでみた。一度目の感想は以下のとおり。http://shoji1217.blog52.fc2.com/blog-entry-1490.html

 人口減少社会で、特に国家財政、都市財政が厳しい時には、バスでまちづくりには利点があると思う。

 軌道系、LRTを入れると、現在でも大部分の路線は赤字だが、人口減少社会になると、主な利用者である学生や通勤客が減るので、乗客減から、将来的にみて、経営悪化のおそれが高い。その時に、インフラを作っていると、撤退の判断が難しくなる。

 また、バスは、既存の道路を使うのだから、軌道系より初期投資が少なくなり、都市財政の負担も軽減される。国庫も都市財政も極めて状況が悪いときには、初期投資の低い、公共交通システムを、より積極的に考えるべきと考える。

 バスは、軌道系よりもなんとなく住民に人気がない。その理由は、定時性にかける、停留所がいごこちがわるい、停留所が無人なので情報がわからない、などの問題があり。また、鉄道より環境に優しくないという指摘もある。

 これについては、情報システムがいろいろ発展してきているので、できるだけ、簡易なシステム、警察のようなビーコンによらなくても、GPSでバスの運行など簡単に管理できる時代なので、バス会社主導で、停留所にバス運行情報を提供するとか、携帯に遅延情報を提供するとか、すぐできると思う。

 停留所については、道路占用許可基準などが緩和されて、広告がだせるようになったので、歩道幅員があるところは、雨風が防げて、快適な停留所を整備することばビジネスレベルで可能だと思う。三角バスベイなどは、道路管理者側が整備してもいいと思う。ただし、三角バスベイとか、税金で道路を改良した場合には、バス会社の都合で勝手にバス停を動かさないなどの協定が必要だろう。

 バスと環境の問題も、エネルギーからいうと、現状では火力で電力をまかなっているので、軌道系とバスはどっこいどっこい。排気ガスとかの問題はハイブリッド車などの導入を税金などで優遇すればいいと思う。

 なんとなく、バスでまちづくりというと、LRTなどに比べて地味だから、政治家受けしないのかもしれないけど、将来的に財政面でも経営面でも持続可能な公共交通機関としては、バスが有望だと思う。

 もちろん、バスでも採算が確保できない、利用者の少ない農山村集落での足の問題は、コミュニティバス、デマンドタクシー、輸送業者の買い物サービス、地域住民の共助による白タク業務など、いろんな対応を考えなければいけない。それはまた別の課題としてある。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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