松永安光ほか『地域づくりの新潮流』を読んで、地方再生のアイディア満載。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/09/20

松永安光ほか『地域づくりの新潮流』を読んで、地方再生のアイディア満載。


地域づくりの新潮流―スローシティ/アグリツーリズモ/ネットワーク地域づくりの新潮流―スローシティ/アグリツーリズモ/ネットワーク
(2007/09)
松永 安光、徳田 光弘 他

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 お世話になっている、松永先生のアウトリーチ2冊目の本。

 地方再生のアイディアが満載。

(1)ヘルシンキ市の80%が公有地で、さらに公有地を増やそうとしている。(p83)

 計画的なまちづくりは、公民連携事業を実現するためには公有地を増やす政策は重要。将来世代に貴重な財産になる。そういう政策にこそ、国は支援をすべき。

(2)イギリスのバースの夢を演出する大道具をみて「私は、このようなインチキと紙一重の虚構性、すなわち祝祭性こそがリゾートの特性であり、まちづくりの有効な手段ではないかと感じている。」(p118)

 わかるけど、そこにはきちんとした都市デザインの思想がないと下品になってしまう。張りぼてでも、少しの芸術性が必要と思う。

(3)イギリス、マンチェスターのヒューム地区での、「都市再生事業のジレンマである、最も住宅を必要とする階層の地区排除の問題が懸念される。」(p134)

 所得が低くて自力でどうしても、賃貸住宅を見つけられない人には、公営住宅や家賃補助といった社会保障的な対応をせざるを得ない。民間企業側にそれを求めるのは無理。民間企業に補助するのではなく、できるだけ自由闊達に、外部不経済の発生しない範囲で、活動してもらい、補助は、貧困層に当てるのが筋だと思う。

(4)ドイツのハイデルベルクのビスマルク広場の駅前広場ではなく、広場の中に駅があるユニークなハイブリッド広場。(p168)

 日本の駅前広場は、画一的で駅とまちを分断する空間になっており、もっと設計技術を向上させるべきだし、利用状況からみて過大な駅前広場は縮小して、本当に賑わい広場空間をつくったらいいと思う。

 参考文献。Mike Jenks"the compact city"、『新ネットワーク思考』(日本放送出版協会)、『スモールワード・ネットワーク』(阪急コニュニケーションズ)
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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