金菱清ほか『反福祉論』を読んで、理屈っぽいが、福祉制度外の人への福祉のあり方を議論するのは適切。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/09/22

金菱清ほか『反福祉論』を読んで、理屈っぽいが、福祉制度外の人への福祉のあり方を議論するのは適切。


反福祉論: 新時代のセーフティーネットを求めて (ちくま新書)反福祉論: 新時代のセーフティーネットを求めて (ちくま新書)
(2014/09/08)
金菱 清、大澤 史伸 他

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 確か、弁護士の岡本先生の推薦。

 金菱先生の本は初めて読んだ。

 テーマは、福祉制度の狭間や外に落ちた人たちを救う福祉サービスに着目したこと。さらに、それを制度のせいにするのではなく、むしろ、民間企業、ボランティア、NPO、教会などの宗教法人の活動として紹介して、その活発化をたぶん位置づけていること。

 行政の所管というのは、法律で整理されていて、分担管理というのは一面では合理的。その分野を明確化して強化するためにも、行政分野が存在する。例えば、軍隊から警察を分離して、軽武装で治安にあたる業務を切り出すことなどを例示すればわかりやすいと思う。

 その反面、どうしても、分担管理という所掌から落ちる部分や、まだ制度化されていない外の分野の社会ニーズに対応できないことが分担管理という制度設計には常に内在する。

 この点を前提として、読むと、この主張も理解しやすい。

 もちろん、伊丹飛行場での不法占拠の住民の話や、だれでも利用できる「ひなたぼっこ」の活動、横浜のどや街で活動されている、カナン・キリスト教会の活動など、本当に頭が下がる。

 ただ、個人的に共感するだけでなく、制度的な狭間にどうして落ちるのか、という論点を押さえると、単なる感情的な共感を越えた理解が深まると思う。

 参考文献、宮本常一『忘れられた日本人』、山田美津子ほか『社会福祉をまなぶ』、金菱清『震災メメントリ』。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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