赤坂真理『愛と暴力の戦後とその後』を読んで、戦後思想史の裏面を語る本と理解。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/10/05

赤坂真理『愛と暴力の戦後とその後』を読んで、戦後思想史の裏面を語る本と理解。


愛と暴力の戦後とその後 (講談社現代新書)愛と暴力の戦後とその後 (講談社現代新書)
(2014/05/16)
赤坂 真理

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 なんで購入したか不明。タイトルが変わっていたからかもしれない。

 なんとなく、戦後思想史の中で避けてきた話題、できごと、総括的な評価を放棄してきた話題をあげて、著者なりに、僕にいわせると、かなり感覚的に議論している。それはそれ自体でおもしろいし、話題を避けている、総括を避けている問題というのは、心理的に思考の足を引っ張るから、顕在的に理解する必要がある。

 著者の指摘する総括的評価を避けている話題。

(1)天皇の戦争責任

(2)安保闘争と学生紛争

(3)1980年代のバブル

(4)オウム真理教とそれをうんだ社会

(5)外圧による現在の日本国憲法と、そもそも明治憲法自体も国民が勝ち取ったものではないという歴史的事実

(6)右翼的発想と対米従属主義の保守的人間における併存と屈折感

 そもそも、日本の戦後史はアメリカに大敗して屈したのちに、ソ連と中国との共産主義の台頭に対応するため、アメリカの同盟国であり、従属的な国家として、アメリカに武力も経済も支えられて発展してきたという、屈折した政治状況、経済状況にある。その屈折した状況をすぐにかえられるわけではないので、保守主義らしく、すくなくとも戦後一度も戦争に巻き込まれずに豊かな生活を勝ち取ってきた今の経済社会システムをうまく「使い回していく」ことが重要だと思う。

 経済社会秩序は社会実験するわけにはいかないので、慎重な舵取りが必要ということだと思う。

 作家らしい、繊細な視点はそれ自体、新鮮で考えさせられる点多し。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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