M・バナール『黒いアテナ 上』を読んで、ギリシアにエジプトの影響が強かったという学説を知る。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/10/27

M・バナール『黒いアテナ 上』を読んで、ギリシアにエジプトの影響が強かったという学説を知る。


黒いアテナ―古典文明のアフロ・アジア的ルーツ (2〔上〕)黒いアテナ―古典文明のアフロ・アジア的ルーツ (2〔上〕)
(2004/06)
マーティン・バナール

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 ライフネット生命の出口さんの推薦。

 大著で上下二冊。この日曜日は上巻を読んだ。

 著者はロンドンのコーネル大学の名誉教授。

 通常のギリシャは、ヘロドトスなどの歴史書ではエジプトの影響が強く表れているが、近代になってからは、西洋中心主義の考え方から、ギリシャはアーリア民族の発祥の地と整理されている。

 これに対して、古代のエジプト語の語彙がたくさん小アジア、国会周辺やギリシャに存在することなどや、最近の炭素での年代測定法や考古学の知識をふる活用して、ギリシャには、エジプトの影響が紀元前3000年ぐらいから相当に強井こと、エジプトのファラオが黒海周辺やギリシャを征服した時代もあったことを論証している。

 また、古代エジプト王朝では、ナイル川上流からファラオがでた場合も多く、その場合には、当然、ファラオは今でいう黒人だった。その黒人のエジプト人の末裔が、現在のグルジアなどに存在する黒人の一部であるとの主張もしている。

 日本人からすると、別にギリシャや黒海周辺を、黒人のエジプト人が征服したという学説自体を別に嫌悪する気にはならないが、ドイツを中心とした白人の歴史学者にとっては許しがたい異説らしい。

 政治的、民族的な潜在意識、優越意識が、客観的な歴史上の論争をゆがめている具体的ケースだと理解した。

 来週の日曜日には、下巻に取り組む予定。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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