伊藤滋ほか『都電型都市空間のすすめ』を読んで、都市再生、バブル、リーマンショックを経て、再度有効性のある本。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/10/30

伊藤滋ほか『都電型都市空間のすすめ』を読んで、都市再生、バブル、リーマンショックを経て、再度有効性のある本。


都電型都市空間のすすめ都電型都市空間のすすめ
(1994/10)
伊藤 滋

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 伊藤先生とアーク都市塾が一緒になって、ちょうど20年前に作成した本。
 
 大江戸線の計画があって、その駅を周辺とした、路地裏を大事にした、ちっちゃなまちづくり、ごちゃごちゃをむしろ受け止める都市計画を提案している。

 森泰吉郎さんの息子さんの森稔さんは、小生の誤解かもしれないが、ごちゃごちゃしたまちを大街区で再開発して、あしもとに大きな公共空間をつくる、さらには、密集市街地の上に人工地盤をはって、その上を再開発するといった大胆というか、極端な再開発論を唱えていたという記憶がある。

 その前にお父さんの森泰吉郎さんと伊藤先生が、猥雑でごちゃごちゃした町を残す提案をしていたというのは、ちょっと驚きだし、それだと、そのあとの都市再生特別措置法とかによる大規模再開発の誘導とか、制度設計した自分の思想的背景は結構脆弱なものだったのか、と反省する次第。

 しかし、人口減少時代で、東京でも、外資の本社機能が集まるような地区はより限定的に、東京の南側に重心を移しつつあるから、大江戸線などの駅周辺が、あまり開発が進まず、そのまま残っている地区も多いのは、これからまだチャンスがあるということと理解した。

 こういう、大規模な業務開発が行われる可能性のなち地区には、マンション業者が、売り逃げスタイルで安直な分譲マンションを建築しがちで、これを都市計画の観点、景観行政の観点から、どう押さえていくかが、本当はかぎだと思う。

 都市内の「緑」とか「緑地」「森は」はもうこれ以上こわさないという都市計画の大方針をきちっと国がだしたらいいと思う。

 なお、p160で提案されている春日での「下駄履き買い物公園」のアイディアはおもしろい。日本の参道の賑わいを、ふるびた公園の再整備で実現することは、制度的な制約をはずせば、実は、商業モデルとしては十分可能ではないか。是非、具体的なケースでモデル実験をしたいと思う。

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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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