山下裕子『にぎわいの場富山グランドプラザ』を読んで、指定管理者でなくて自ら収益をあげる主体ならもっと良いな。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
pagetop

2014/11/01

山下裕子『にぎわいの場富山グランドプラザ』を読んで、指定管理者でなくて自ら収益をあげる主体ならもっと良いな。


にぎわいの場 富山グランドプラザ: 稼働率100%の公共空間のつくり方にぎわいの場 富山グランドプラザ: 稼働率100%の公共空間のつくり方
(2013/10/01)
山下 裕子

商品詳細を見る


 学芸出版社のHPに書評を書いて代わりに、送って頂いた。

 富山市のグランドプラザ。靜高の先輩で役所でも先輩の望月さんの提案で、道路を廃道にして、独自の広場条例で管理。

 こういうまちなかに広場の空間をつくるのはすばらしい取り組みだと思う。まず、広場の公物管理法、もちろん、札幌とか富山でやっているように、禁止事項がすくなく、ただし、建築基準法上は道路を扱われるような制度をまず考えるべきだろう。

 指定管理者として、山下さんが奮闘していることは大変すばらしいことだと思う。

 ここでは他の都市にどう展開できるかを考えてみる。

 まず、大きなガラス屋根を15.2億円で富山市が整備したことについて。

 これは、大変な財政負担で、雪がたくさん降る富山市ではニーズが大きいのだろうけど、財政負担に苦しんでいる地方都市で簡単に推奨できるものでもない。

 むしろ、今ある、駅前広場とか街路とか公園をリニューアルして、にぎわい空間として活用する方が汎用性があると思う。
 次に、スケートボードや自転車の利用、あるいは、喫煙の禁止をマナーに訴えかけることで抑止しようとしているが、この点などは、きちんと条例なり法令で禁止してもいいと思う。また、自動車の進入についても明確な基準、バスと出先利用の車でかつ一定の時間帯に限るなどのルールを法令できちんと定めるべきだろう。

 身障者用の点字ブロックがないのはどうかなと思う。(p67)

 あと、そもそも、まちなか広場を運営するのに、市が財政負担をまるががえする指定管理者の方法しかなかったのか。例えば、千代田3331のように、民間事業者の提案を募って、民間事業者が一定のテーマで年間通して、その空間を受託して、様々なイベントとか収益事業を行って、民間事業者から市が使用料を得るという形ができないのか。

 そうすれば、もっと財政負担に苦しむ市町村でも、お金を使っていた空間が、儲かる空間になるということで、やる気もでるし、民間事業者に任せようという意欲もでてくるのではないか。もちろん、周辺の頭の固い商店主とかの抵抗もあるかもしれないが、その方がずっと、地方の再生、活性化に役立つ気がする。

 この点については、もう一歩、革命的な発想の転換が必要だと思う。

 参考文献、ポール・ズッカー『都市と広場』、全国まちなか広場研究会のHPhttp://machinakahiroba.com/
スポンサーサイト
pagetop

コメントの投稿

非公開コメント

pagetop
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
電力使用状況&電気予報
プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。