『ヤノマミ』を読んで、ブラジルの未開民族に人間の祖先の姿を見る - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/11/09

『ヤノマミ』を読んで、ブラジルの未開民族に人間の祖先の姿を見る


ヤノマミヤノマミ
(2010/03/20)
国分 拓

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 NHKの記者とカメラマンがアマゾンの奥地に2007年から2008年にかけて、ヤマノミといわれるブラジルの密林で原始的な生活をする民族と一緒に生活した、ルポタージュ。

(1)「シャボリ」という名の、大きな丸い家屋に7家族が一緒に同居する。一応、一夫一婦制だが、男も女も浮気をするといって不満を持っている。

(2)現代人は「ナプ」といわれて、機嫌を損ねると殺させる可能性がある。しかし、少しずつ、ブラジルの町にくらす若者、ポルトガル語を話す若者も生まれてきている。

(3)子どもは、7,8人。食糧は男は毒矢と弓による狩猟。最大のごちそうはワニと猿。女は畑仕事。子どもの年齢は離れている。それは、男が稼げる範囲内に子どもの数が収まるように、嬰児殺を行っているため。女は森に行って一人で出産し、育てるかどうかを自分で決める。育てない場合には、自分で嬰児を絞め殺して、シロアリの巣にいれて、シロアリにくわせ、そのあと、シロアリの巣を燃やす。結婚していない若い女からの嬰児も若い女自らが殺す。

 ちなみに、記者とカメラマンは、この場面を撮影したのち、精神的安定を欠き、取材の継続を断念した。

(4)シャボリ・パタという名のシャーマンは、病気を治す祈祷力があるとして強く信頼されていたが、西洋医術で快癒した若者がでてきて、シャーマンによる秩序維持は難しくなりつつある。

(5)死者を弔う場では黙祷するが、死者とその関係するものを一切焼いたのち、一年に一度死者を掘り起こして、バナナと骨を一緒に食べる祭りがある。その死者の祭りでは幻覚剤のエクワナをつかって多くのヤノマニがトランス状態になる。

(6)他の集落のヤノマニとは、一定の儀式、手続きを経て、宴会をやって、交流と平和を維持する。しかし、集落によっては殺し合いを続けている集落もある。

 やっぱり、嬰児殺の話が衝撃的。NHKの番組でどう放送したか、知らないけど、日本にも江戸時代までは間引きも行われていたから、同じようなものかもしれない。避妊の知識や道具がない時代は、生きていくだけに十分な子どもの数の制限はきっとこうやって行われていたのだと思う。

 文化人類学の実際にカメラが入った記録とも言える。アップしようか迷ったが、やはり貴重な情報なので、アップする。レビストロースとか読まないといけないな。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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