諸富徹『地域再生の新戦略』を読んで、切れ味鋭いが、ちょっとデータが古くなっているのが惜しい。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/11/13

諸富徹『地域再生の新戦略』を読んで、切れ味鋭いが、ちょっとデータが古くなっているのが惜しい。


地域再生の新戦略 (中公叢書)地域再生の新戦略 (中公叢書)
(2010/03)
諸富 徹

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 なんかの本の参考文献。このあとに読んだ、租税の本の方が著者の最近の関心事らしい。

 4年前の本だが視点はしっかりしている。最新事例の紹介はやや古くなっているかな。

(1)新しい芽は、公共事業によるハードの整備ではなく、知識、デザイン、創造性などの「非物質的なもの」へと移っている。(p48)

(2)EUは良いこと言っているけど、そもそも、ドイツから東欧にお金をばらまくシステムが持続性があんまりないと僕は個人的に読んでいるので、コメントは省略。

(3)長浜の黒壁を実現した笠原氏が「既存商店街との連携など最初は無視していた」(p185)は、納得感あったが、当初からほとんど営業利益をあげていないのが気になる。(p201)今はどうなのか。

(4)サクセニアンのシリコンバレーとボストンのルート128を比較して、前者は競争しつつも横につながる緩やかなネットワーク構造、後者は垂直統合トップダウンの企業構造で、後者がグローバル経済で衰退したという分析(p271)はおもしろい。

 あと、著者は人口1,2万人の内子町はちょうど良い規模だがそれより大きくなると地域内発的な発展がしにくいと言っている。(p280)別に行政組織にとらわれなければ、もっと行政組織の小さな地域での内発的な発展を持続的に展開する方向があると思う。ちょっと市町村という行政区域にとらわれすぎだろう。

 地方再生は、ソフト、サービス業、水平展開のネットワークで実現するという大きな視点は共感できる。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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