ジョン・ハーヴェイ『黒の文化史』を読んで、黒色に対する意識はなんとなく人類共通か? - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/11/25

ジョン・ハーヴェイ『黒の文化史』を読んで、黒色に対する意識はなんとなく人類共通か?


黒の文化史黒の文化史
(2014/07)
ジョン ハーヴェイ

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 ライフネット生命の出口さんの推薦。

 この本は、なんとなく筋が追いにくい。一つ一つのエピソードはおもしろいが。

(1)古代の黒のイメージは、死だけではなく、一見おそろしいが実は温和な大黒天(チベット、中国、日本の神)もいる。
(p34)

(2)古代ローマでは高位のしるしは紫色。皇帝だけが紫全色のフーガを着ることができた。(p59)

 江戸時代の紫衣事件を思い出しますね。

(3)アラブで黒い服を着る習慣は、市場と戦場でヨーロッパに伝わった。(p104)

 黒い旗に紋章というのは、ヨーロッパの騎士によくでてくるが、これはもとはアラブの軍の旗の真似らしい。あら?

(4)スペイン王国は黒一色だったが、ルイ14世のフランス王国は、華やかな色彩で囲まれていた。(p21%

 ベルサイユ宮殿にいくとわかるね。

(5)20世紀初頭は、ルコルビジェのような白い建築物がはやったが、ファシズムの時代となり、ムッソリーニやヒットラーの親衛隊は威圧的な意味で黒服を着用した。(p297)

自分の記憶だと、戦後もはじめのころは花嫁も黒い着物、親族も裾に金糸が入った黒い留め袖を着ていた記憶ある。今は、結婚式は、男性の中年以上がやぼったいダブルの背広をきて、ネクタイだけ白。葬式は、みんな黒い服。

 あと、最近は就活で、特に女性が黒いスカートのスーツ一色。これも無難で目立たない作戦なのだろうけど、日本独自の黒色の使い方。

 ちなみに、僕も個人的には、黒色やチャコールグレーに白いワイシャツという背広のコーディネートが好きです。無難だし、生地の質の良さが映えるんで、好きですね。

 この本を読んで、結局、黒色という色使いに強く歴史的な意味をあまり感じなかった。最低限、死に際し、喪に服するという意味では全世界共通の色ということかな。はれの時に、黒を着るかどうかは、ちょっと結論ははっきりしなかったが、威厳がでる色なので、権威主義的な人は好きなのかも知れない。

 デザインとか色彩センスがある人が読んだら、もっと面白いインスピレーションがありそうな本。ちょっと自分向きではなかったな。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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