伊藤滋ほか『たたかう東京』を読んで、世界に戦える東京となるための中身の議論が薄いな。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/12/02

伊藤滋ほか『たたかう東京』を読んで、世界に戦える東京となるための中身の議論が薄いな。


たたかう東京: 東京計画2030+たたかう東京: 東京計画2030+
(2014/03/05)
伊藤 滋

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 東京が香港とかシンガポールと戦って、世界の中枢都市になるために何が必要なのかを考えながら読んだ。

 まず、羽田空港の機能の拡張とか連結する鉄道の機能の充実はそうだろうなと思う。

 第二に、オフィス機能を大手町から丸の内、八重洲、虎ノ門、港区に集中するのも、現状でかなり業務開発がそこに集中してきているし、オフィスだれば大手不動産がもって維持管理してもらえるから、超高層でも維持管理可能だと思う。

 第三に、国際居住区の発想は言葉だけで、どうしたら、外国人の高学歴、高能力の人が集まるのかは、よくわからない。英語でやりとりできる医療機関、インターナショナルスクール、教会、モスクとか、書いてあるけど(p81)、そんな機能だけで、本当に有能な人材が家族をつれて、東京に住んでくれるだろうか。少なくとも、高校レベルでの英語で授業する私立高校で、ハーバードにも入れるぐらいの水準の高校が必要かなと思う。ケネディ大使も子供をアメリカにおいてきているようじゃ、なかなか本当に優秀な外国人は東京に住まないのではないか。

第四のエネルギーの分散自立型は、是非大規模プロジェクトで実現してほしいし、現実に実現している。本当は、中央官庁街とか東京都庁中心が防災の観点からは一番重要だと思う。

 その他の、山の手船内側を全部防火地域にするとか、神楽坂の再開発とか、プロの都市計画プランナーにチェックしてほしいけど、やり過ぎ感はいなめない。神楽坂なんか、路地の感じを残しつつ耐火性能をあげる段階的プロジェクトで十分じゃないかな。

 あと、首都高も中央環状ができたときの都心環状の交通量次第では都心環状撤去できないのかな。あれを地下に入れる体力が国家にあるとも思えないな。

 なんとなく、日本の都市計画プランナーの英知を集めたのが、この本かなと思うと寂しい感じがある。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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