細田雅春『生む』を読んで、建築家のエッセイとして結構読み甲斐あり。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/12/05

細田雅春『生む』を読んで、建築家のエッセイとして結構読み甲斐あり。


生む Re-Birth生む Re-Birth
(2014/06/16)
細田雅春

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 建築家のエッセイ。国土交通省の図書館の新刊の棚から借りてきた。

 結構読み甲斐がある。やや上から目線の感じもするが、大先輩なので仕方ないか。

(1)東日本大震災の復興の提案で、仮設住宅をスキップして「半永住型居住」を提案。(p39)

 どうやって、仮設の段階をとばして本設を早期に立ち上げられるかの技術的な詰めをもっと知りたい。

(2)駅の拡大化。(p67)

 鉄道会社が駅の集客力に着目して、できるだけ駅から人をださないで消費をさせる仕組みが急激に進んでいるのが事実。それがもう少し周辺に開かれた都市設計が大事だと思う。ただし、駅の力はあなどれないという指摘は重要。

(3)フランスの農業協同組合を例にした、社会的経済組織。(p102)

 パットマムの社会共通資本にもつながる議論だが、どうやって日本の都市や農村で、そういう経済性のある共同体を
立ち上げるか、の具体的イメージが必要な時期にきていると思う。コミュニタリアニズムの方向性は、大事だと思うが、これからはもう少し、具体的な議論がしたい。

(4)都市の空き地を農地化する政策。(p113)

 理念としてはわかるが、具体的にビジネスにつなげる仕組みが必要。地域の高齢者の暇つぶしで農業はできないから。農業はプロがきちんとやればビジネスになるはず。

(5)地域独自のエネルギー源とスマートぐりっと化。(p125)

 これも具体的にどういう都市でどういうエネルギーなら過度に利用者負担とか補助に頼らずにエネルギーの地産地消ができるかの具体策の時期にきている。補助金まみれのバイオマスなど、現実には失敗事例ばかりだから。

 大きな観点としては、納得する視点多し。どう実現するかの問題にステージは移っている感じがする。

 参考文献『都市はなぜ魂を失ったか』
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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