ブキャナンほか『赤字財政の政治経済学』を読んで、今でも該当する指摘が多いな。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
pagetop

2014/12/10

ブキャナンほか『赤字財政の政治経済学』を読んで、今でも該当する指摘が多いな。


赤字財政の政治経済学―ケインズの政治的遺産 (1979年)赤字財政の政治経済学―ケインズの政治的遺産 (1979年)
(1979/04)
R.E.ワグナー、J. M. ブキャナン 他

商品詳細を見る


 最近、新訳がでているが、自分は、役人になったころ、昭和58年頃に買ったこの本を改めて読んでみた。

 ブキャナンとワグナーは、米国の特にケネディ時代のケインズ主義を厳しく批判している。

 自分なりに理解した点。

(1)財政赤字は、公債のつけを将来世代にまわすため、政府のサービスが安価と判断し、政府サービスに過剰な需要を生じる。

(2)ケインズのように不完全雇用の時は財政赤字、完全雇用の時には財政余剰をだして長期的に財政をバランスさせるというのは、政治家は視野が短期的なので、うまくいかない。歴史的にみて公的部門の拡大につながってきた。

(3)ケインズは、財政政策を高学歴の官僚が的確に実施できると考えているが、それはハーベイロードの幻想にすぎない。

(4)ケインズ政策が前提としてた、財政支出により失業率が下がるがインフレ率があがるというフィリップ曲線の仮定は長期的には該当せず、財政支出で、失業率もインフレ率もあがるスタグフレーションになる。

 最後のインフレ率の話は今の日本にとりあえず、あてはまらない。その他については、日本の国家運営に対する厳しい批判とも理解できる。
スポンサーサイト
pagetop

コメントの投稿

非公開コメント

pagetop
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
電力使用状況&電気予報
プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。