冨山和彦『ビッグチャンス』を読んで、世界企業としての可能性も日本企業にあることを知る。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/12/19

冨山和彦『ビッグチャンス』を読んで、世界企業としての可能性も日本企業にあることを知る。


ビッグチャンス  追い風の今、日本企業がやるべきことビッグチャンス 追い風の今、日本企業がやるべきこと
(2014/08/08)
冨山 和彦

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 グローバルとローカルの経済、経営を分けて論じる冨山さんの、グローバル企業の側の本。

 まず、役所は、年功序列、ムラの調和を守る、外部から幹部を呼ばない、サラリーマン社長が後任を決めるなど、くそ企業の要素満載。確かに、年次を追い抜かない組織なんて、古いよな。それで、思い切った決断とか、即断とかできるわけない。

 冨山氏は、グローバル企業はとにかく儲けること、いいわけいわずに、黒字の時でも収益性が下がってきたもの、世界で2位以内に入らないものは売却すること、逆に、伸ばしたい部分は自分で育成するのではなくて、買収をかけることで、日本企業も発展の可能性があるという。トヨタが黒字でも収益性の低いオーストラリアの工場を閉鎖したことや、JTが高収益なのに工場統合をしたことを褒めている。(p140)

 あと、コマツが国内にマザー工場だけのこして、中国に進出したこと、ロシアのGPSで全世界のコマツの機械を管理していて、リース料を支払いが遅延するとその機械を衛星で動かせなくするシステムをいれているなど、キャタピラーに匹敵する収益率をあげている。

 冨山氏がいう日本の企業の利点。

(1)地政学的に、これからは、太平洋沿岸が成長分野なので、日本のよい位置にいること。

(2)これからのヘルスケアやエネルギー問題は、チームワークで解決する技術なので日本が得意とする分野。

(3)情報通信技術の極端な革新期はそろそろ終盤にきており、これからは少しスピードが緩んで、オープンイノベーションと統合・すりあわせ技術をうまく組み合わせる場面になるので、日本企業に可能性がある。

(4)アメリカでは、ITベンチャーやバイオ創薬はださいとされている。今熱いのはメカトロニクスとバイオ系ならDNAなどの生体情報と予防医学をエビデンスベースで科学的にどうリンクさせるかという分野。

(5)自動化技術は、今は鉱山の採掘で行われているが、農業でも可能。メカトリニクスによる自動化は社会福祉、介護、交通、運輸、卸売り、小売りなど、労働集約型で人手不足の打撃を深刻にうけるサービス産業でニーズが非常に高い。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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