『2025年の建築 新しいシゴト』を読んで、将来の建築家の仕事から考えるのもいいが、現実の社会問題にどう貢献できるか考えてみた。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/12/21

『2025年の建築 新しいシゴト』を読んで、将来の建築家の仕事から考えるのもいいが、現実の社会問題にどう貢献できるか考えてみた。


2025年の建築「新しいシゴト」2025年の建築「新しいシゴト」
(2014/12/16)
青木純、明石卓巳、いしまるあきこ、伊藤菜衣子、伊藤洋志、加藤渓一、木下斉、河野直、島崎賢史郎、嶋田洋平、島原万丈、ナカムラケンタ、馬場正尊、馬場未織、林厚見、迎川利夫

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 国土交通省の本屋に平積みされていたので、購入。

 建築学科をでても、住宅の新築が減る時代に建築家の仕事があるのか、というのが問題意識。それって、実は建築だけでなくて、土木だって、法律だって、経済だって、人口減少、経済が定常状態になった場合には常にある視点だと思う。建築学科は、建築士という業務独占の資格があるから、特に、建築活動がマスとして減ってきたときにどう食べていくかが気になるのだと思うし、それ自体は健全な問題意識だと思う。

 僕は、逆に、今の日本が抱える社会問題、都市・地域問題に建築家が貢献してほしい視点を整理してみたい。

(1)東京を代表とする大都市が世界と競争してグローバル経済の中で発展していく都市構造の在り方と、ローカル経済の中で地方での生活環境を維持する地域構造の作り方。
  
 最後の家守舎の活動などは地方での生活環境や地域経済を好循環していく、今もっとも旬な話題だと思う。

(2)エネルギー問題。日本のエネルギー問題について、住宅、オフィスのゼロエネルギー化、さらには都市での効率的、低炭素なエネルギーシステムの在り方。

(3)超高齢社会の中での、高齢者の安全と自立した生活のできる住宅と施設の在り方。

(4)昭和の建築物まで含んだ歴史的な建築物の経済原理に負けないで保存し、利活用する方法。経済原理に負けない発想がないと、金の出してがいなくなって、今のままと変わらない。そこは冷徹な経済原理とのすりあわせた手法が必要だと思う。

(5)農山村集落や漁村集落での高齢者散在状態での生活水準の維持できる地域システムの作り方。

(6)地震など災害が巨大化している現状での、行政だけに頼らない自らそして助け合い、さらには市場メカニズムも使った災害への対応力、生存可能性を拡大する仕組みの提案。

(7)非正規労働者や単身高齢者の住まいの守り方。

 飯が食えるかどうかは別にして、建築家や建築界での実業界にはまだまだ考えてほしい社会問題、都市問題がたくさんあると思う。それを建築学科で学んだ経験だけでなくて、新しい知識や別の専門家とのパートナーシップで解決策をどんどん提案してほしい。

また、さらにいえば、どうやって稼ぎにつなげていくかも一緒に考えてほしい。社会問題があるということは、それに対してお金を払う人がいるはず。国全体の利益のためであれば国が税金ではらうべきだし、それによって特別の利益を受ける人がいればその人が料金とか負担金ではらうことが可能なはず。この原則にさらに一歩進めて、組織が硬直化した国や地方公共団体を通さないで、料金や負担金などによって収益システムを構築して、民間企業ベースでの解決策を模索してほしい。

 自分もそういう気持ちでチャレンジしていくつもり。

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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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