清水正之『日本思想全史』を読んで、民衆へのパワーという点では鎌倉時代の仏教がすごいなと思う。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2015/01/05

清水正之『日本思想全史』を読んで、民衆へのパワーという点では鎌倉時代の仏教がすごいなと思う。


日本思想全史 (ちくま新書)日本思想全史 (ちくま新書)
(2014/11/05)
清水 正之

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 タイトルからしてすごい。日本の思想全史って、どこからどこまで扱うのは興味があった。

 最初は古事記から、最後は丸山真男、竹山好ぐらいまで。

 日本古来の思想は、古事記によく現れていて、それに仏教が混じってくる。さらに、万葉集などの和歌がはいってくるけど、小難しいことを除けば、基本的に天皇家や貴族などの上流階級の文化。

 平安時代の源氏物語なども、めっきり浄土思想とか悲観的になるけど、これもまだまだ高貴な人の観念の上の話だと思う。

 やはり、時代の流れに沿って読んでいくと、鎌倉時代の法然、親鸞、日蓮、など、民間の庶民に対する救いを示すパワーがすごいと思う。一般庶民に理屈抜きで念仏とかで救いを提供する発想の転換が、大きな力になっていて、今まで続いているのだなと思う。

 あと、申楽などから始まった能は、その時代のまま現在も受け継がれている、すり足などの作法、当時の日本人の身のこなし方などが伝わっているのも貴重だと思う。

 丸山真男が評価している荻生徂徠などの国学など、ちょっとピンとこないが、国学のおかげで、万葉集の読み方がきちんと整理されたということで、その恩恵が大きなものがあることは再認識。

 明治に入ると、基本的には、ミルとかルソーとか西洋人権思想の日本政治への受容のプロセスと理解したが、戦前と日本独自の西田哲学とか、和辻倫理学とか、きちんと学んでいないのでよくわからない。勉強しないといけないかな。

 戦後の丸山真男とか竹内好とか、最近の政治思想の基礎なので、これはだいぶ勉強しているけど、きちんと学び治すつもり。

 でも、「日本思想全史」といって、これだけ多様なものをくくれる、心棒となる思想って何かあるのかな?

 自然への畏怖と共同体意識みたいなものかしら?ちょっとまとめて議論するのに無理がありそう。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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