額田勲『孤独死』を読んで、阪神・淡路の反省を十分に今後の復興対策にいかさないといけないと誓う。。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2015/01/14

額田勲『孤独死』を読んで、阪神・淡路の反省を十分に今後の復興対策にいかさないといけないと誓う。。


孤独死――被災地で考える人間の復興 (岩波現代文庫)孤独死――被災地で考える人間の復興 (岩波現代文庫)
(2013/02/16)
額田 勲

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 額賀先生は、医師として阪神淡路大震災の際に仮設住宅の診療所を設置するとともに、孤独死の問題に取り組んだ。

 仮設住宅の孤独死とは、孤立、失職、慢性疾患が相乗する低所得者層に発生する、という。(p84)

 震災以前から建設労働など収入が安定せず、アルコール依存症などの慢性疾患をもって、孤立して仮設住宅にいる場合に、仮設診療所の手厚い看護師の循環などにもかかわらず発生する。

 そもそも、独居で低所得の高齢者に対する福祉政策、介護政策の問題が震災ということで一気に顕在化するのがわかる。また、仮設住宅の入居によって地域のコミュニティが分断されることによって、一層の孤立化が進んだことも課題として指摘される。

 東日本大震災では、仮設住宅のコミュニティを維持するための設計上の工夫や、グループ入居などの工夫が取られたがどの程度の効果があったのか。

 また、仮設住宅から災害公営という単線的な住宅対策が不十分ではないか、という指摘にどれだけ対応できたのか。

 また、東日本大震災では多く発生した、民間賃貸住宅を活用したみなし仮設について、たとえば借り上げ期間満了時の問題や開始時の手続きの問題など、きちんとした検証ができているのだろうか。

 だれでも、高齢者になり、身寄りのない環境になる可能性があるのだから、そういう孤独な高齢者に対して、社会がきちんと支える仕組みと必要な財政上の支援が必要だと思う。

 人が人として尊厳のある一生をおくるための支援は、ものに対する支援に優先してしかるべきと考える。最も財政状況が厳しくなっても、人の生命や生活を最低限支える支援については、日本の政治と社会がきちんと目配りすべきと考える。

 額賀先生の目でみた一人一人の被災者の孤独死の状況をきちんと心に刻んで復興政策を考えていきたい。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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