吉越昭久編『災害の地理学』を読んで、人文地理学という分野でも災害を研究していることを知る。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2015/01/16

吉越昭久編『災害の地理学』を読んで、人文地理学という分野でも災害を研究していることを知る。


災害の地理学 (立命館大学人文学企画叢書)災害の地理学 (立命館大学人文学企画叢書)
(2014/07)
吉越 昭久

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 国土交通省の図書館で借りてきた。

 そもそも人文地理学という分野にうといのだが、この本を読むと、都市計画とかとかなり近い分野を研究している。相互交流とかもっとやったらいいかも。

 それでもこの論文集で扱っているテーマがおもしろい。

 阪神・淡路とか東日本大震災に係わる部分は当然理解できるが、例えば、戦後占領中の那覇のカーブ川の水上店舗、アイルランドのじゃがいもききん、カナダロジャーズ峠でのカナダ日本人移民の雪崩災害など、初めて知る情報もある。

 以下、気になった点の抜き書き。

(1)戦国時代から19世紀半ばまでは小氷期で東日本では飢饉が続発する一方で、西日本では水位が下がって新田開発が進んだこと(p51)

(2)20世紀のマグニチュード9クラスの地震で火山噴火を伴わなかったのは東日本大震災だけであり、その意味で、東北地方大地震はまだ続いていると考えるべき。(p64)

(3)アイルランドのじゃがいも飢饉は胴枯れ病だけでなく、当時イギリスに併合されていて、飢饉対策がロンドンで真剣に取られなかった人災の面もある。(p165)

なんか、問題点のとらえる視点が人文地理学というのは広いなと思う。どういう基準でその範囲が確定しているのかよくわからないが。少なくとも、学際的な交流の意義は高そうな気がする。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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