『日本経済 社会的共通資本と持続的発展』を読んで、都市計画に関する示唆多し。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
pagetop

2015/01/22

『日本経済 社会的共通資本と持続的発展』を読んで、都市計画に関する示唆多し。


日本経済 社会的共通資本と持続的発展日本経済 社会的共通資本と持続的発展
(2014/10/08)
間宮 陽介、 他

商品詳細を見る


 日本政策投資銀行の設備投資研究所の論文集。

 設備投資研究所が、リベラル派の経済学を提唱していることを知った。下村治先生、宇沢弘文先生と所長を務めていたとのこと。

 社会的共通資本の議論は、社会環境、地域環境を守るという観点から、都市計画にとっても重要だし、この本でも都市計画関係の論文も収められている。

 以下、おもしろいと思った点。

(1)大西隆先生の論文:コンパクトシティの制度としての立地適正化計画を説明した上で、「高齢者は動きにくいので、高齢者にメリットを与える仕組み、地方都市では戸建ての住める環境も重要、車社会を否定してはいけない」(p326)

(2)大西論文:千代田区の低炭素街区形成のための地区計画の実例紹介と、それを担保する法制度が必要なことの指摘。(p334)

(3)内山勝久ほか論文:フレキシブルなまちの方が様々な不確実性に対応しやすくその費用も低い可能性がある、と指摘して、注で年数回の台風のために防潮堤をつくるより、ニューヨークなどで行われている臨時休日というソフト対策が安いのではないかという議論を紹介している。(p392)

(4)貝塚啓明先生の論文:日本の財政危機は単に財政面の資金調達の問題ではなくて、金融機関を通ずる波及効果が大きく、財政当局はこの点にも十分留意すべきである。(p119)

 財政学の大家の貝塚先生に大学一年生のときに経済学の基礎講座を教えて頂いた。教科書は当時メジャーだったサムエルソンの経済学、時代の変化を感じるし、経済学の信頼性・安定性や政策提言への影響も随分変化した感じがする。もっと学生時代にしっかり経済学とか勉強すればよかったなとおもう次第。
スポンサーサイト
pagetop

コメントの投稿

非公開コメント

pagetop
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
電力使用状況&電気予報
プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。