何義麟『台湾現代史』を読んで、2.28事件の詳細を知る。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2015/01/25

何義麟『台湾現代史』を読んで、2.28事件の詳細を知る。


台湾現代史: 二・二八事件をめぐる歴史の再記憶台湾現代史: 二・二八事件をめぐる歴史の再記憶
(2014/09/19)
何 義麟

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 1947年の国民党政府の陳儀政府による台湾政策、特に、台湾産業の国営化、公営化、台湾の資源を国共内戦に投入することによる台湾の搾取、それに伴うインフレと食糧不足を背景にして、台湾のいわゆる内省人を中心として起きた、2.28事件の詳細を分析した本。

 その際に国民党の軍隊、警察による無差別な台湾インテリ層の殺害によって、徹底的に台湾の反政府的な動きは圧殺され、1970年頃までは、情報機関などによる、共産党がりを題目にした民主主義者の迫害や暗殺が続く。

 その後、アメリカや日本の中国との国交正常化と台湾との国交断絶、その後のカーター大統領などの人権外交の圧迫から、蔣経国総統が自由化に応じざるを得ず、民主進歩党の設立など、当局の弾圧を受けつつも、民主化を進めていく。

 現在は、馬英九総統による、ゆりもどし、教科書問題などが起きていると著者は指摘している。

 台湾の 「犬がさって豚がきた」(p84)という言葉がよく引用され、台湾の親日感情の裏には、国民党政府の圧政への反発があることをよく日本人も理解しないといけない。これをもって、日本の占領自体を正統化できるものではないことをちゃんと理解しておきたい。

 隣国の政治の歴史、政治情勢について、その台湾の学者によって書かれた歴史の本を通じて、よく心しておきたい。

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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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