松尾匡『左翼入門』を読んで、松尾先生がマルクス経済学者なんだと知る。でもおもしろい。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2015/02/08

松尾匡『左翼入門』を読んで、松尾先生がマルクス経済学者なんだと知る。でもおもしろい。


新しい左翼入門―相克の運動史は超えられるか (講談社現代新書)新しい左翼入門―相克の運動史は超えられるか (講談社現代新書)
(2012/07/18)
松尾 匡

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 松尾先生の「ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼」が面白かったので、引き続きキンドルで購入。

 読みながら、松尾先生ってマルクス経済学者なんだと理解。ケインズの逆襲の本はフリードマンとかゲームの理論とか、今の近代経済学の議論から解き明かされていたので、リベラル系の近代経済学者と思っていたが、どうも根っこはマルクス経済学みたい。

 でも自分としては、多様な政策提言を踏まえてバランスをとる立場なので気にしないで読んだ。

 しかし、戦前の左翼の、上から目線グループと、人民埋没型グループの対立はめまぐるしいのと、もっと戦略的に活動できなかったか、という感じが率直にいってする。また、あんまり正直興味がもてなかった。

 幸徳秋水とか山川均、荒畑寒村、福本イズムとかあんまり関心が持てなかった。

 戦後の丸山真男とか大塚久雄とか竹内好とかは関心はあるけど、小熊さんの「民主と愛国」http://shoji1217.blog52.fc2.com/blog-entry-3142.htmlの方が深いかなと思う。

 あとがきの左翼と右翼の定義がおもしろい。

 左翼は世の中を横に切って、底辺、下層の味方をする思想で、右翼は世の中を縦に切って、うち、そとに分け、うち側を味方する思想という。

 道徳観でいえば、左翼は分け隔てなく、右翼は同胞と最期まで責任を共有すること、だといいます。

 個人的には、両方の道徳観が必要なんだと思います。同胞であろうとなかろうと底辺の人たちを社会保障などで支援する必要があるし、外交などの観点からは、国境を意識して国民を守るということも重要だと思う。

 しかし、この世界観、道徳観が異なることを理解しないと、議論がかみあわないし、第一象限のように、上層の人であって、同胞だけを支援するとなると、えらく狭隘な政策になるのも事実だと思います。狭隘なナショナリズムということでしょうか。

 あんまり、役人がマルクス経済学者の意見に共感してはまずいかもしれないけど、結構、今の社会でバランスがとれないリベラルな思想、社会民主主義的な政策の理論武装には仕えるかもしれない。

 次ぎは「住民参加のまちづくり」のシリーズを読んでみます。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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