クラウチ『ポスト・デモクラシー』を読んで、英国のニューレイバーを批判しているが、日本にはそのような政党がないのが問題か? - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2015/03/04

クラウチ『ポスト・デモクラシー』を読んで、英国のニューレイバーを批判しているが、日本にはそのような政党がないのが問題か?


ポスト・デモクラシー―格差拡大の政策を生む政治構造ポスト・デモクラシー―格差拡大の政策を生む政治構造
(2007/03)
コリン クラウチ

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 日本は、保守とリベラルと分けたときに、リベラルの政党なり思想が弱いなと思って、その部分を扱っている本を探してきた。

 著者は、イギリスの労働党左派に属する政治学者。

 ブレア政権のニューレイバーについて、労働組合の弱体化で、企業家の方に歩み寄っている、また企業家のロビーグループに影響を受けていると批判している。

 しかし、日本の政治思想状況からすると、そもそも福祉国家を主張する社会民主主義の政党が事実上存在しないので、イギリスの労働党はよくやっているんじゃないかという認識からみると違和感がある。

 また、民営化、外部委託について厳しく批判している点についても、日本の場合、国、地方の厳しい財政制約の中でどうやって効率化するのか、という点も重要な論点なので、これも個人的には一概に否定できないと思う。

 ただし、イギリスの労働党左派の論壇からみた今後の在り方については、メモに値すると思う。

(1)新しい運動の可能性に注意を怠らないこと。

(2)新旧の運動組織によるロビー団体を通じて活動すること。

(3)批判的に条件をつけて政党を通じて活動すること。(p183)

 この三つの方向性は意外とまともだと思う。ロビー団体を否定してもしょうがないし、政党を否定してもしょうがない。その中で、自由を尊重する考え方と、民主主義、特に底辺の人々への支援を重視する考え方がバランスをとることが大事だと思う。

 

 
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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