『ポスト・リベラリズム』を読んで、海外でのリベラルな思想家の整理を勝手にしてみる。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2015/03/05

『ポスト・リベラリズム』を読んで、海外でのリベラルな思想家の整理を勝手にしてみる。


ポスト・リベラリズム―社会的規範理論への招待ポスト・リベラリズム―社会的規範理論への招待
(2000/04)
有賀 誠、 他

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 この本はアメリカなどのロールズ以降のリベラリズムなど政治社会思想を広く分析しているので、この本から受けた、小生の政治思想の分類を大胆にやってみる。もちろん単なる仮説的メモ。

 左右の軸として右に向かって市場主義、左に向かって協同主義を想定して、その位置関係を整理する。

(1)一番右がリバタリズム。経済学的なリバタリズムは、フリードマン『選択の自由』、ハイエク『隷属への道』、倫理的なリバタリズムはノージック『アナーキー・国家・ユートピア』。

(2)そのすぐ左が、功利主義で、ハサーニー、ライリー、グッディン

(2)その左、だいたい中庸なのが、現代リベラリズムのロールズ『正義論』、アッカーマン

(3)そのちょっと左がコミュニタリアニズムで、サンデル『自由主義の正義の限界』、テイラー『マルチカルヤリズム』

(4)(2)(3)と同じぐらいの段階で違う次元として、討議倫理学でハーバーマス『公共性の構造転換』

(4)その左が、社会民主主義、自由社会主義で、マクファーレン、カニングガムなど

(5)一番左と言うか、協同主義を飛び越えているのが、マルクス主義

(6)(4)のちょっと違う次元として、福祉理論としてのアマルティ・セン『合理的な愚か者』、フェミニズム

 こんな見取り図を持ちました。

 政治思想として、市場主義から協同主義の間で様々な議論が活発になされていて、日本でも先日、サンデルの『白熱教室』が話題になったりした。しかし、日本の論壇では、ほとんど、きちんとした政治思想の議論が表にでてこない。単にリバタリズムの経済学者の市場に全て任せろ的な議論しか聞こえてこない。

 自分が不勉強だけなんだろうけど、きちんとした政治思想の議論がもっとリベラルや福祉的な観点、弱者への優しい視線をもった議論が深まることを期待したいし、自分も積極的に吸収したいと思う。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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