小林重敬編著『最新エリアマネジメント』を読んで、やっぱり地区の住民や事業者がしかめっ面でなく楽しくできる事業にしないと続けないと思う。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
pagetop

2015/03/06

小林重敬編著『最新エリアマネジメント』を読んで、やっぱり地区の住民や事業者がしかめっ面でなく楽しくできる事業にしないと続けないと思う。


最新エリアマネジメント--街を運営する民間組織と活動財源最新エリアマネジメント--街を運営する民間組織と活動財源
(2015/02/15)
小林重敬、青山公三 他

商品詳細を見る


 けさ、ざっと小林先生がまとめたエリアマネジメントの最新の本を読んだ。

 感想。

(1)組織形態については、ちゃんと儲けて、それで参加者にちゃんとお金を払って、楽しく、事業が継続できることが重要だと思う。変に法定の組織、例えば地区共同組合制度なんかをつくっても、税制がうまくついてこれないので、実益がないと思う。普通に株式会社にして、それになんらかのお墨付き、認証を市町村が与える制度で十分だと思う。それで思いっきり売り上げをあげて、そのかわりにちゃんと費用もつかって税金をとられないようにしたらいいと思う。そこはビジネスの工夫だと思う。

(2)エリアマネジメント組織のビジネスチャンスは、道路や公園、参加している事業者が保有する公開空地をできるだけ、行政が使いやすいようにして、そこで稼ぐことだと思う。そこに知恵を使った方がいいと思う。

(3)財政基盤について、BIDとか何度もでてくるが、本当に、分担金条例を定めても、市が参加する意欲のない人からお金を徴収できるとも思えない。実態としては、最後に中井先生が指摘しているように、合理形成をしてフリーライダーをへらしつつ、最低限のフリーライダーは無視して、もうけ仕事をがんがんやるというのが解だと思う。それに、BIDだと、分担金なり、付加的な税金を行政が徴収することになるが、行政の徴収した資金をあてにすることによって、かえって、地区の組織の自由闊達さが失われると思う。

(4)この本では、エリアマネジメントが業務地区を対象に議論いているが、業務地区は、それなりにお金をだせる民間企業がいるから先行しているのは理解できる。しかし、もう少し、郊外の住宅団地になると、もっと住民、居住者、住宅所有者などへの総合的なサービスが重要になると思う。その意味では、大丸有がやっている公共バスの取り組みなどのように、業務地区の事例でも、できるだけ総合的なサービスが提供できるような仕組みを仕組んでいくのが必要だと思う。単なる認証制度で制度設計すれば、もっと柔軟に様々なサービス、介護とか医療、公共交通機関運用など、地区の住民や地権者が求めているサービスをちゃんと料金をはらってもらい、介護収入など収入もえつつ事業を実施するという方向に転換していったら良いと思う。

 その方向で議論していけば、国土全体での地域自立型の地域ビジネスモデルに発展していくと思う。そういう方向で、都市再生法人制度なども拡充を検討すべきと考える。
スポンサーサイト
pagetop

コメントの投稿

非公開コメント

pagetop
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
電力使用状況&電気予報
プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。