『公共サービス改革の本質』を読んで、民間にサービスをアウトソーシングする制度が複雑すぎる。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2015/03/16

『公共サービス改革の本質』を読んで、民間にサービスをアウトソーシングする制度が複雑すぎる。


公共サービス改革の本質―比較の視点から (自治総研叢書)公共サービス改革の本質―比較の視点から (自治総研叢書)
(2014/01)
武藤博己

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 役所の図書館から借りてきた。

 公共サービスにできるだけ民間事業者の知恵を反映するという観点からは、公共サービスを民間にアウトソーシングするのは基本的に賛成。

 しかし、制度がつぎはぎで、かつ、公物管理法と整理できていないので、複雑。

 まず、業務委託については、許認可的な行為ができない。事実行為のみ。そのかわり、損害賠償責任は第一義的に地方公共団体が負う。

 PFI手法は、建設行為から運営まで行うのが特徴だが、許認可など権力的行為の扱いが不明確。特に運営権譲渡の場合、現状での空港運営だけならいいが、その他の公物を検討したときに難しい。また、損害賠償責任のあり方は契約による。地方公務員は一応派遣できる。

 指定管理者は、総務省は許認可等が担えると解釈しているが、公物管理法を所管している省庁の解釈は異なると思う。この点について、よく検証が必要。地方自治法には明確な規定なし。単に「指定」が行政行為だから、行政行為を指定を受けた者ができると解釈しているだけ。また、損害賠償についても不明確。地方公務員は派遣可能。

 特に、指定管理者の扱いについては、なし崩し的に進んでいるが、公物管理法との関係が明確に整理できていないのが問題だと思う。例えば、あまり権力的な行為の色彩が薄い、都市公園や公営住宅は進んでいるが、道路や河川ではほとんど進んでいないのではないか。

 民間事業者が柔軟かつ包括的に各種の権限をもってその土地を経営できる仕組みを考える必要があると思う。

 まお、備忘録的にいうと、地方住宅供給公社をまちづくりの主体として再編するのも課題だと思う。現在の中途半端な住宅政策主体の位置づけでは、あまり存在価値がないと思う。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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