『アメリカ版大学生物学の教科書 第一巻』を読んで、これはめちゃめちゃおもしろい。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2015/04/01

『アメリカ版大学生物学の教科書 第一巻』を読んで、これはめちゃめちゃおもしろい。


カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 (ブルーバックス)カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 (ブルーバックス)
(2010/02/19)
クレイグ・H・ヘラー、ゴードン・H・オーリアンズ 他

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 役所の後輩のかばちゃんの推薦。役所は優秀な人間がまわりにいるのでとてもありがたい。
 
 この本は、MITの学部の1年生が文系、理系をとわず読む生物学の本の第一巻。

 生物学は昔『新しい高校生物の教科書』という本を読んだ時にも思ったが、自分の大学入試の時38年前より圧倒的に進んでいる。それを文系にもたたき込むMITもすごいし、それをカラー印刷でブルーバックスの本にする日本の出版社もすごいと思う。これは今の人間の基礎教養をつけるのにぴったり。

 自分なりにへえっと思った点。

(1)酵素は化学反応を促進すると漠然と思っていたが、今は分子構造までわかっていて、基質を活性化する仕組みとして、適切な配置、物理的ひずみ、化学的反応の三つがわかっていること。(p173)

 ひずみの話は、例えば、リゾチームは細胞に進入してきた最近の細胞質の多糖中の結合を引き延ばして、不安定化する。

(2)エネルギーはなんとなくミトコンドリアがつくりだすのかと思っていたら、今は反応段階と場所まで特定されていて、最初の解糖系はミトコンドリアの外、ピルビン酸化とクエン酸化は、ミトコンドリアの内側のマトリックス部分、電子伝達鎖はミトコンドリアの内壁部分で行われている。(p206)

 このグルコースからエネルギーをつくりだすメカニズムは嫌気性の最近などを除いて、動植物共通というのもあらためて不思議だなと思う。

(3)光合成のカルビンサイクルは高校時代に習った記憶があるが、その中でも、温度があがると気孔を閉じて、光呼吸をするc3植物(コメとか小麦など)と、温度があがって気孔を閉じてもcを失うことなく光合成を続けられるc4植物(サトウキビとかトウモロコシ)がある。進化的にはc3が最初に生まれ、co2が不足した時代にc4植物が進化した。(p296)

 co2が増えて、さらに温度があがる場合には、c3が生き残るのか、c4が生き残るのか、この本でも疑問形で書いてある。

 気候温暖化もこんな視点も議論もあるんだな。

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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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