『新版城下町都市』を読んで、街割り自体が歴史的価値があることを再発見。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2015/04/02

『新版城下町都市』を読んで、街割り自体が歴史的価値があることを再発見。


[新版]図説 城下町都市[新版]図説 城下町都市
(2015/02/04)
佐藤 滋、城下町都市研究体 他

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 まち好きの人にはたまらない本。

 日本の城下町の街割りは、山あてとかしているんだろうなと思っていたが、具体的にGISで示されるとなるほどと納得。あと微高地などもうまく活用して城ができていることもよくわかる。

 自分がよく知っている街、そうでない街もあるのだが、全般的な感想。

(1)街割り自体ややや不自然な線形とか交差点にも歴史があるので、自動者交通量が減っていく現在の地方都市では、無理して区画道路を直したり、幹線道路を突き抜いてつくらない方が、次世代に大事な歴史資産を残せるのではないか。

(2)松本などで紹介されている、広場状の空地を制度的にもきちんと位置づけて、整備は行政、管理は地域団体のような仕組みが必要なのではないか。当然人口密度も押していけば、そこそこすかすかな街並みができてくる。これを憩いとにぎわいの空間として整備して、あとは地域団体に自由に使ってもらう、そんな可能性を追求すべきだと思う。

(3)新庄で提案されている、コニュニティレベル、地域レベルでの水循環の試みも重要だと思う。農山村集落は共同井戸と合併浄化槽を地域で管理して、その費用を地域内で循環するという仕組みができないだろうか。市町村からしても、とても、水道会計とか下水道会計では黒字にならないので、地域管理の方向に誘導すべきだし、その方が地域内資金循環にもなると思う。

(4)鶴岡のクレアハウスのような半公共的な空間整備と収益なり売却する建築物の一体的な整備というのが、一つの地方都市のまちなか再生のモデルになる気がする。これにプロジェクト全体を政策金融で支援するのが今後の方向ではないか。

(5)津山は連鎖型再開発事業を無条件に賞賛しているが、墓標として木下氏が厳しく批判していることもあり、きちんとした分析が都市計画の本としては必要ではないか。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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