市川宏雄『人口減少時代の鉄道論』を読んで、鉄道経営に救いはないが日本人は鉄道が好きだから残る? - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2015/04/15

市川宏雄『人口減少時代の鉄道論』を読んで、鉄道経営に救いはないが日本人は鉄道が好きだから残る?


人口減少時代の鉄道論人口減少時代の鉄道論
(2015/01/10)
市川 宏雄

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 全体を通じて言うと、東京都心の羽田空港連結線とか山の手線新駅と品川地区の開発など、可能性のあるプロジェクトは限定されていて、あとは苦しい話ばかりだが、最後の結論は、日本人の鉄道愛着から鉄道はなくならないという。(p202)

 そんなもんかな。企業経営が苦しくなって、地方公共団体の赤字補助も続かなくなったら、どうして鉄道が残るのだろう。

 情報としておもしろい点。

(1)リニア新幹線は震災リスクの回避。(p182)

 これもよく言われるけど、ものすごく電力をくって、地下深く、いままで実現したことのないリニアの技術で走るリニア新幹線と、東海道新幹線の津波対策をちゃんとやるのでどちらが地震に対して強いのか、検証が必要に思う。

(2)秋田、山形新幹線の旅客人キロは横ばいで、将来は廃線の可能性がある。(p150)

 こういうところは妙に現実的。

(3)上下分離式は今後は増える。(p119)

 増えると思うが、インフラ部分を公的主体が持つことで、固定資産税を軽減したり、設備投資に税金を入れやすくする、国の補助を受けやすくする効果はある。しかし、全体としての鉄道経営にはなんの効果もないので、結局税金をどこまでつぎ込めるかの体力勝負になり、一種のまやかしにすぎないのではないか。

(4)JRが駅からまちにでてきた。

 JR東日本が系列のルミネを使って、有楽町西武を買収したことなど。都心なら、都市開発とかビル経営で収益にプラスをだせるとは思う。

(5)スカイツリーの2013年の展望者数は計画より25万人少ない619万人だった。全体の東京スカイツリータウンの全体の集客数も前年12%減の3297万人にとどまった。(p99)

 結構、東武のこの開発は税金や政策金融を投じているので要注意。



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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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