『人類50万年の戦い マラリア全史』を読んで、マラリアで今ぜも毎年世界で100万人死亡しているのに驚く - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2015/04/27

『人類50万年の戦い マラリア全史』を読んで、マラリアで今ぜも毎年世界で100万人死亡しているのに驚く


人類五〇万年の闘い マラリア全史 (ヒストリカル・スタディーズ)人類五〇万年の闘い マラリア全史 (ヒストリカル・スタディーズ)
(2015/03/21)
ソニア シャー

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This book's original title is 'THE FEVER' written by Sonia Shah. Surprisingly,100 million peoples are killed by malaria every year in the world. The reason why human being could not beat malaria are complicated; one reason is that malaria is a disease for poor peoples, so medicine companies are not apt to develop new medicine. the other reason is malaria worm can chance their genes very rapidly against new medicine.This malaria troubles is one of the market failure, so developed countries have to support the developing countries' struggle against malaria.

 この本を読んで、驚いたのは、マラリアが滅亡の方向ではなく、蔓延の方向に世界中で進んでいること。

(1)その理由としては、第一に、キニーネに加え、クロロキン、アーテミシンといった薬に耐性のある原虫が発生してきていること。

(2)そもそもマラリアに感染するアフリカや中南米諸国は貧しいことから、薬剤会社でも積極的な開発をせず、また、開発した薬もたかく、少量の投与しか行えないため、かえって耐性原虫をはびこらせる結果となったこと。

(3)先進国でも、カトリーナハリケーンの跡地のように放棄した土地で水たまりが多いところは、蚊が発生しやすく、他人ごとではないこと。

(4)DDTの散布は一時的に効果があるものの、耐性のある昆虫を産みだしたこと。ただし、この安い農薬を禁止したことには、リスク管理上、むしろ有効で使わせるべきとの議論もあること。(p360)

(5)近年は、ビルゲイツの基金など民間の超富裕層がつくった基金がマラリア対策を講じているが、WHOの対策とは異なる方針をとっており、政府や研究者が潤沢に資金を供給するこれらの基金に学問的に疑問がある対策(小児のための間歇的予防療法)でも同意していること。(p362)

(6)アーテミシンという現時点で最も強力な薬と蚊屋の配布のアフリカの配布は、現地住民からは受け入れられておらず、17%以下しか蚊屋を蚊屋として子どもを寝かしつけていないこと。(p349)

 発展途上国への医療援助の根本的問題をはらんでいると思う。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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