藤原てい『流れる星は生きている』 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2015/05/10

藤原てい『流れる星は生きている』

The writer escaped from the east north CHINA with three children. She lost all money and food in PYONGYANG, she begged food for north KOREANS, walked with her children up and down several mountains, and swung across the rivers holding three children across 38th Parallel. Finally, American army rescued them, and successfully, they returned Japan.

 なぜか、うちの本棚に積ん読になっていた。昨日、親父とお袋の世話で疲労困憊していて、何も本をよめそうもなかったが、なぜかこの本の背表紙が、「よんだら」といっている感じがして手にとってみた。

 世の中には、「本の神様」っているのかもしれない。

 藤原ていさんという著者が、満州の新京から、赤ん坊と子ども二人をつれて、ほとんど餓死寸前になりながら、日本に帰国した際の避難記。

 秩序が乱れた時の、日本人同士の争い、利己主義、平壌であしどめにされている間に、お金も食糧もなくなり、38度線も閉鎖されたときに、最後は物乞いをしながら、朝鮮の人からご飯をめぐんでもらい、生き延びる。

 貨物の貨車で移動して若干南下してから、38度線あたりは、歩いて、山を越え、川を子どもを抱いて渡って、開城までなんとかたどりつき、アメリカ軍に保護される。

 そののちも、子どもが下痢を続けて、帰国船でも意地悪をされ、最後に、長野の下諏訪の実家の駅で両親が迎えに来てくれて、意識を失う。

 この本の本文では書いていないが、気象台に勤めていた夫も1年後に帰国でき、こども3人も無事成人になったと書いてある。

 本当にお金もなく、子ども三人抱えて、満州から生きて引き上げてきた、藤原さんのパワーに圧倒される。また、人間の醜さ、自分の醜さもそのまま赤裸々に書いているところも本当に心を打つ。

 こんな苦労をしながら、戦後の日本を支えてきて頂いたことを考えれば、小生の苦労など、本当に小さなものだと痛感した。

 この時期にこの本に出会えて本当によかった。

 なお、順次、このブログは、ライブドアの同名のブログに移行します。http://blog.livedoor.jp/shoji1217/
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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