『よみがえるダウンタウン』を読みました。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2015/05/14

『よみがえるダウンタウン』を読みました。

One of this book's writer is MIT professor of city planning, who wrote the downtown development in Regan era. I stayed in USA at that time, I understood the planners' atmosphere. US city governments are still trying clearances and developments in downtowns. From now on, these project were almost failed, and this project styles are not referential to JAPAN, but at that time, private sectors and city officials were co-operating to success downtown projects. This points was very important, and this experiences are more persuasive.
Now, Japanese cities' economic potentiality is much lower than US cities in Regan era. Therefore, innovation method utilizing building stocks is more appropriate and sustainable.

 もとの本は1989年にアメリカで発行。自分は、1988年にアメリカに一年いたので、感覚はよくわかる。

 民主党政権からレーガンの共和党政権になり、都市開発予算が極端に削減され、一方で、都市の中心部の荒廃が問題になっていた。

 この中でも例示されている、ボストンのクィーンウスクエアとかボルチモアのハーバースクェアなどが注目を集めていた。

 今の日本と同じ問題点と違う問題点があある。

 違う点。

(1) ダウンタウンの再生で、従来の都市更新よりはまだ既存の建物を活用する傾向はあるが、基本的には郊外ショッピングセンターに負けない床を確保するために建て替えを活用していること。日本の場合には、東京都心等を除けば、建て替えの商業施設は採算性が確保できないこと。

(2)事業主体として、郊外型のショッピングセンター開発を行った民間デベロッパーがようやくダウンタウンの開発に取り組みだしていること。日本は、現時点では大手民間デベロッパーが中心部の開発に参加する可能性は東京都心などを除き極めて乏しい。

 日本と同じ点
(1)市の開発部局が経営センスがもとめられ、各種の厳しい交渉(deal)を行いプロジェクトの計画をまとめていること。この際に、住民への情報提供の問題が生じていること。

(2)モールの公共性が、反独立戦争から政治活動などの問題を生み、何をみとめ、何を認めないかの難しい課題を抱えていること、(p291)

(3)ボストンのコプリー広場の設計競技では最終的には、食べ物、飲み物があり、野外のパラソルや木陰で飲食ができること、生鮮農産物の青空市と屋台の物売りまでが要求事項に加わってきた、(p306)

(4)行政は開発プロジェクトの正確な経費や危険を十分認識しないまま、支援を行い、結果として成功を収めている、これを「隠蔽する手」という。(p315)

 最後の点はわかりにくいかもしれないが、意外と大きなリスクをとって開発プロジェクトを実施して、成功するという、「見えざる手」のような現象もあるということ。もちろん行き過ぎはだめだが、最初からリスクばかり考えて動かないという行政への一種の皮肉と小生は理解しています。

 なお、現在、順次、ライブドアブログへの移行をしています。ブックマークの変更をお願いします。http://blog.livedoor.jp/shoji1217/
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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