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2012/07/11

「季刊まちづくり35」を読んで、国の文化行政って何か時代遅れだと思う。

季刊 まちづくり 35季刊 まちづくり 35
(2012/07/13)
八甫谷 邦明

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 この号の文化資源のマネジメント、特に地域によってマネジメントをする取り組みについては、とても大事なことだと思う。

 むしろ、文化資源というのは、地域の人たちが守りたいと思い、それを生活の中で支えていくのが自然の姿だと思う。

 文化財行政は、国が指定するものが一番重要、県が二番目、市町村が三番目となっているが、そもそも、重要度の差で国、県、市町村が役割分担するのって変じゃないかと思う。

 あと、選考過程が極めて不透明。市町村が要望かなにかして、文化財審議会にかけて決めるというが、本当はもっと地域の声とか聞くべきではないのか。世界遺産もそうだが、お墨付きをもらって、観光客に一杯きてもらって地域振興をするというのは、本来の文化資源のマネジメントなのか。

 本当に、観光、人寄せに特化するなら、どんどん改修もして、民間事業者にマネジメントしてお金もとって利益をあげてマネジメントをすればいい。それが市場の論理。

 そうじゃなくて、地域でそっとその資源を守っていきたいというのであれば、筋論からいえば、別に文化財指定などのお墨付きに頼るのではなくて、市町村で地域でまもる地域の資源といって条例をつくって守っていくのが筋だろう。

 文化庁も県や市町村の教育委員会の文化課も文化の判断基準は専門性がある自分たちが判断する、自分たちがだめといったら改修も活用もみとめない、だけど地域の住民の苦情も多いし、実は、規制するだけでほとんど支援もできないから、すこしずつ、緩和する、お墨付きは乱発するという状態になっていないか。

 自分は、文化勲章で、いつもよぼよぼの大家の先生がもらって、ノーベル賞はどんどん若い先生や学者がとってあわてて文化勲章を後から授与する姿に、そもそも日本の文化行政の眼力に極めて疑問を持っている。その意味であえて国の文化行政にあえて批判的に書いてみた。

 もっと地域で守っていく、その際には地域でもっと弾力的に文化財を使ってもらう、国も地方公共団体もお金がないので、民間企業の寄付などによるヘリテージ財団のような仕組みを考えるといった民間のよる保全、さらには、公園の中に古民家を移築するといった別の行政分野との連携といった、新しい視点を考える時期だと思う。

 自分も大事な課題なので知恵を絞りたい。
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季刊 まちづくり 35(2012/07/13)八甫谷 邦明商品詳細を見る この号の文化資源のマネジメント、特に地域によってマネジメントをする取り組みについては、とても大事なことだと思う。 む

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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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